主催: 日本知能情報ファジィ学会
会議名: 第34回ファジィシステムシンポジウム
回次: 34
開催地: 名古屋大学
開催日: 2018/09/03 - 2018/09/05
鉄道において,ブレーキシステムは安全性,定時性などの面で非常に重要な要素である.しかしながら,その車輪とレールはともに金属であるため,ブレーキ制御の際に滑走が生じやすい.滑走は,列車のブレーキ距離延伸や車輪損傷を引き起こすため,滑走への対処は大きな課題である.滑走の条件は荷重・車輪とレールの接触面の状態など様々な要因で大きく変動するため,滑走を完全に防止することは容易ではない.現行の鉄道車両では,回生ブレーキと機械ブレーキを併用する電空協調制御で滑走制御を行っているが,それぞれが独立に滑走制御を行っているため,ブレーキ力を効率的に得ることができていない.一方,ファジィ推論は不確実性の高い制御対象に対して高い有効性を示すことが知られている.そこで本研究では,ファジィ推論を用いた機械ブレーキの滑走制御のみに比べて,回生ブレーキの滑走制御を併用した際にどのように影響するかをシミュレーションを通して確認し,電空協調制御の性能検証を行う.