抄録
鹿児島県入来町南部の角閃石安山岩中の角閃石が風化によって角閃石の仮晶を呈しながらバーミキュライトとカオリン鉱物に変化しているのがみられた。あまり変質をうけていない角閃石は中心部に角閃石があり,そのまわりにバーミキュライトができており,表面がカオリン鉱物に変化している。風化が進んだ角閃石は伸びた六角板状を呈し,角閃石の劈開面 {100} に平行に割れた形を示している。それらはバーミキュライトとカオリン鉱物に変っており,中心部にバーミキュライトがあり,表面と劈開面の部分がカオリン鉱物に変化している。最も風化の進んだものでは角閃石のc軸がカオリン鉱物のa軸に変換している。