日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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症例
双方に結石を認め胆管炎を繰り返した重複胆管の1例
清水 孝洋山下 幸孝萱原 隆久上野山 義人浦井 俊二瀬田 剛史田中 敦俊幡丸 景一中谷 泰樹井上 夏子谷口 洋平中村 文保
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2009 年 51 巻 10 号 p. 2728-2734

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抄録

症例は84歳,女性.約1年前に急性胆管炎のため入院歴があり,内視鏡的乳頭切開術を施行されている.発熱,嘔吐を主訴に受診し,肝胆道系酵素高値を認めたため,胆管結石を疑い緊急入院.ERCPを施行したところ,左右の胆管が各々別個に乳頭へ開口する重複胆管であり,各々に結石を認めたため,内視鏡的に截石を行った.重複胆管症は非常に稀な胆管の先天異常であり,貴重な症例のため報告する.

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© 2009 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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