名古屋市立大学大学院医学研究科 消化器・代謝内科学
中日病院 内科
大同病院 臨床病理科
2009 年 51 巻 8 号 p. 1720-1724
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症例は64歳男性.大腸ポリープ切除後フォローアップ目的の大腸内視鏡検査にて,下行結腸に径2mm大でやや白色調を呈する表面平滑な小隆起性病変を認め,生検を実施した.病理組織学的には粘膜固有層に大型神経節細胞と神経線維の増生を認め,S-100蛋白免疫染色で陽性であった.その後実施した内分泌学的検査や胸腹部CTでは異常を認めなかった.以上より大腸に単独発生した神経節細胞腫と診断し,文献的には最も微小な病変と考えられた.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
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