日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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症例
出血を伴う巨大潰瘍を合併した直腸鞭虫症の1例
藤野 靖久, 井上 義博, 小野寺 誠, 菊池 哲, 遠藤 重厚, 鈴木 一幸
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2009 年 51 巻 8 号 p. 1725-1729

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抄録
症例は44歳,男性.肛門部痛,下痢で発症.大腸内視鏡検査で直腸に潰瘍を認め,潰瘍底に線虫と思われる虫体を認めたため鉗子にて除去したが,その後出血を繰り返し,内視鏡止血を要した.虫体の形態から鞭虫症と診断した.鞭虫は一般に盲腸に寄生し,時に虫垂や結腸にも見られるが,本症例は本来の寄生部位ではない直腸に寄生し,内視鏡的止血処置を要した出血を伴う巨大潰瘍を合併し重篤な症状を呈したまれな症例であった.
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© 2009 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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