日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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症例
結腸瘻を形成した急性膵炎後膵膿瘍に対し超音波内視鏡下経胃的ドレナージが有効であった1例
福岡 惠子和泉 才伸永瀬 佑紀大田 真路
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2010 年 52 巻 4 号 p. 1275-1280

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抄録
症例は49歳,男性.急性膵炎,仮性膵嚢胞のため入院となった.保存的治療では軽快せず,腹部CTにて嚢胞内感染が疑われ,超音波内視鏡下ドレナージ術を施行した.7日後,外瘻チューブからの造影にて膵膿瘍-結腸瘻が確認されたが,保存的治療のみで経過観察した.20日後に膿瘍の消失を認めた.急性膵炎後の膵膿瘍に併発した結腸瘻はまれで治療法も確立されていない.本症例は経胃的ドレナージで瘻孔閉鎖を認めた貴重な症例と考えられた.
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© 2010 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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