日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
Print ISSN : 0387-1207
ISSN-L : 0387-1207
症例
ethyl-2-cyanoacrylateを用いた内視鏡的硬化療法が有用であった直腸静脈瘤出血の2例
衣笠 秀明, 松枝 和宏, 尾崎 由直, 香川 幸一, 濱口 京子, 毛利 裕一, 山本 博
著者情報
ジャーナル フリー

2010 年 52 巻 9 号 p. 2720-2727

詳細
抄録
今回,直腸静脈瘤出血に対してethyl-2-cyanoacrylate(以下CA)を用いた内視鏡的硬化療法endoscopic injection sclerotherapy(以下EIS)で止血を得た2例を経験した.1例は内視鏡的静脈瘤結紮術endoscopic variceal ligation(以下EVL)と5%Ethanolamine oleate(以下EO)を用いたEIS後に追加療法としてCAを用いたEISを施行し,1例は単独でCAを用いたEISを施行した.ともに以後再出血をきたすことなく止血を得た.胃静脈瘤に対してCAを用いたEISが標準治療として確立されているのと同様に,直腸静脈瘤に対してのCAの利用も一つの有用な治療法と考えられた.
著者関連情報
© 2010 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
前の記事 次の記事
feedback
Top