日本消化器内視鏡学会雑誌
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経験
当院における低危険手技内視鏡検査の抗血栓療法管理の現状について
荒川 廣志貝瀬 満田尻 久雄加藤 正之相原 弘之炭山 和毅山崎 琢士豊泉 博史郷田 憲一斉藤 彰一今津 博雄加藤 智弘
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2011 年 53 巻 2 号 p. 302-309

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抄録
学会ガイドラインに準拠した抗血栓療法管理の院内マニュアルを当院で運用開始後1年が経過した.低危険手技(通常観察および超音波内視鏡)上下部消化管内視鏡検査は11,750例が施行され1,127例(9.6%)が抗血栓療法中であった.このうち原疾患高危険症例は388例(34.3%)であり狭心症が最も多かった.院内マニュアルを遵守した検査前短期間休薬の指示は全症例の20% 程度であったが,生検後出血を来たした症例はなかった.
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© 2011 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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