日本消化器内視鏡学会雑誌
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経験
下部消化管内視鏡検査手技に伴う術者顔面の汚染リスクについての検討
小林 良充, 大西 俊介, 大西 礼造, 竹村 龍, 鈴木 美櫻, 佐々木 尚英, 太宰 昌佳, 幡 有, 山本 純司, 小田 寿, 宮城島 拓人
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2011 年 53 巻 3 号 p. 1117-1121

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抄録
背景・目的:下部消化管内視鏡検査による術者の感染例はこれまでにほとんど報告がなく,消化器内視鏡ガイドライン上にも具体的な対策が定められていない.そこで,下部消化管内視鏡検査における内視鏡医の汚染リスクを明らかにし,感染防御のありかたを見直す目的で臨床研究を行った.方法:フェースガードを着用して検査を行い,水滴付着の有無から汚染リスクを検討した.結果:水滴付着は鉗子口の操作回数に伴い増加し,フェースガード左側に多く認めた.鉗子口からの水滴の飛散が汚染リスクになると考えられた.また,下部消化管内視鏡経験年数が短いほど水滴付着陽性例が多い傾向にあり,未熟な術者では鉗子口操作に不慣れなために汚染リスクが上昇すると考えられた.結論:術者および介助者は検査に際し個人防護用具を着用すること,鉗子口から処置具を抜く際には介助者が鉗子口をガーゼで覆いながら抜く等の工夫を行うことが望ましいと考えられた.
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© 2011 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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