日本消化器内視鏡学会雑誌
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総説
大腸腫瘍診断におけるNBI拡大内視鏡の意義
樫田 博史
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2012 年 54 巻 2 号 p. 235-243

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抄録
大腸病変におけるNBI非拡大観察の病変検出能に関しては意見が分かれるが,腫瘍・非腫瘍の鑑別において特にNBI拡大観察は,色素内視鏡に匹敵することが報告されている.癌の深達度診断能も良好で,治療方針の決定に有用である.しかし,所見分類が統一されておらず,血管模様のみを評価するのか,粘膜模様を加味するのか,意見が分かれている.現在までのところ色素拡大観察によるpit pattern診断の方が若干正診率が高い.NBI拡大観察は,潰瘍性大腸炎関連腫瘍の診断にも寄与することが期待されている.
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© 2012 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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