日本消化器内視鏡学会雑誌
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手技の解説
大結石に対するEST+ラージバルーン法
糸井 隆夫祖父尼 淳糸川 文英
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2012 年 54 巻 4 号 p. 1492-1497

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抄録
内視鏡的乳頭切開術(EST)とラージバルーンを用いた大結石除去術について解説した.ESTは小切開以上中切開未満を基本とし,ラージバルーンは胆管径と結石径から適切なバルーン径を決定する.巨大結石の積み上げ症例が良い適応であるが,出血傾向を有する例や明らかな狭窄を有する症例は除外すべきである.バルーンのインフレーションおよびデフレーションは緩徐に行い,痛みによる体動や乳頭部から下部胆管のくびれが高い圧をかけても残るような場合には無理な加圧は避ける.またデフレーション時には出血の有無を確認し,出血が見られるようであれば直ちにインフレートして数分間圧迫止血を行う.十分な胆管開口が得られれば比較的大きな結石でもバルーンや通常バスケットによる除石が可能である.しかし,巨大結石や硬い結石,そして積み上げ結石などでは予期せぬバスケット嵌頓等も起こりうるため,機械式砕石具を用いた除石が安全かつ確実と考えられる.
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© 2012 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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