日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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症例
異所性胃粘膜を母地として発生した十二指腸頸部粘液細胞型腺腫の1例
高野 伸一大高 雅彦三浦 和夫松井 啓山口 達也植竹 智義大塚 博之佐藤 公榎本 信幸渡辺 英伸
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2012 年 54 巻 8 号 p. 2225-2231

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抄録
77歳男性.十二指腸球部に20mmで頂部に陥凹を有す粘膜下腫瘍様隆起を認め,内視鏡的粘膜切除術を施行した.病理組織学的には幽門腺型腺腫ないしBrunner腺腺腫に類似していた.免疫染色では腫瘍の構成細胞は,50%が頸部粘液型細胞で,40%が幽門腺型細胞で,腫瘍露出部の表層が5%ほどの胃小窩型細胞であった.さらに少数の壁細胞も混在していた.胃型形質であるにも関わらず,CDX2やCD10に陽性を示した.頸部粘液細胞型と幽門腺細胞型の胃型腺腫がCDX2やCD10に陽性の細胞へ化生を起こした腺腫と診断した.自験例は異所性胃粘膜を母地とした極めて稀な腫瘍であった.
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© 2012 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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