日本消化器内視鏡学会雑誌
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総説
大腸癌の前癌病変
高山 哲治高岡 遠青木 秀俊岡本 耕一
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2013 年 55 巻 6 号 p. 1787-1795

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抄録
大腸癌の前病変としては,まず腺腫(adenoma)があげられ,腺腫はadenoma-carcinoma sequenceにより癌に進展する.次いで,traditional serrated adenoma(TSA)やsessile serrated adenoma/polyp(SSA/P)などの鋸歯状ポリープがあげられ,これらの病変はserrated pathwayにより癌に進展する.腺腫,TSA, SSA/Pの担癌率はいずれも約10%であり,同程度の発癌ポテンシャルを有すると考えられる.また,Peutz-Jeghers症候群や若年性大腸ポリポージスなどの過誤腫性ポリープも低頻度ながら癌化しうる前癌病変と考えられている.特殊型として,潰瘍性大腸炎のdysplasiaがあげられ,炎症を背景に癌(colitic cancer)に進展する.その他に,メチレンブルーに濃染する異常腺管であるaberrant crypt foci(ACF)が前癌病変の一つであるとする説が提案されているが,異論もありまだ十分には解明されていない.
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© 2013 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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