日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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総説
小腸の内視鏡診断・治療の最前線
矢野 智則山本 博徳
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2013 年 55 巻 7 号 p. 1961-1968

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抄録
capsule endoscopy(CE)とdevice assisted enteroscopy(DAE)の登場により,小腸疾患の診断・治療戦略は大きく変化してきた.2012年7月にはpatency capsuleの本邦導入に伴って,CEの保険適応が拡大され,多くの小腸疾患に使用可能になった.低侵襲なCEと,内視鏡処置が可能なDAEはお互いに補完し合うものであり,両者をうまく組み合わせて診療を行っていくべきである.小腸内視鏡は小腸出血,小腸腫瘍・ポリープ,ポリポーシス,炎症性腸疾患の診療に有用である.さらには,小腸疾患だけに留まらず術後再建腸管を有する例でのERCPや,挿入困難例での大腸内視鏡へも応用され,革命的な成果が報告されている.
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© 2013 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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