日本消化器内視鏡学会雑誌
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手技の解説
大腸内視鏡挿入困難例の克服
野村 昌史
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2014 年 56 巻 12 号 p. 4006-4012

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抄録
大腸内視鏡挿入困難例を克服するための特別な秘策はなく,困難な状況ほど根気強く,基本に忠実に,丁寧な操作を心掛けることが大切である.挿入困難例に対しては,小回りの利く細径の軟らかいスコープが役立つことが多く,筆者の施設ではPCF-PQ260L/Iを積極的に活用している.普段からスキルアップに努める必要があり,検査の際には漠然と検査を行うのではなく,常に自分に課題を課して,それを克服できるように努力しなければならない.手の感覚が育たなければ挿入技術の向上には限界が生じるため,より細かな感覚を感じられるよう,常に手の感覚に注意を払うことも大切である.苦痛のない検査を心掛けることが,結果として小まめな短縮操作やスコープの状況(先端の位置,捩じれ・たわみ・ループ形成の有無など)を意識することへと繋がり,スキルアップの大きな原動力となる.
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© 2014 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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