日本消化器内視鏡学会雑誌
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経験
経肛門的イレウス管留置困難例に対する安全な挿入法についての検討
阿部 孝広, 阿部 剛, 和泉 元喜, 谷田 恵美子, 永野 智久, 伊藤 善翔, 大熊 幹二, 内田 苗利, 益井 芳文, 金崎 章
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2014 年 56 巻 7 号 p. 2190-2195

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抄録
経肛門的イレウス管は大腸癌イレウスの際に緊急手術を回避するために有用である.病変狭窄部に比較的硬性な消化管用付属ガイドワイヤーを通過させ,そのワイヤー下にチューブを留置する.しかし,ガイドワイヤーやイレウス管の挿入に難渋する場合がある.出血や穿孔といった合併症の危険性も存在する.当院では標準的な挿入方法のみで挿入困難な場合には,細径内視鏡や胆道用ガイドワイヤーを用いて挿入を試みている.当院での経肛門的イレウス管留置方法について検討した.2008年10月から2011年8月までの間,施行された経肛門的イレウス管挿入24例(直腸9例,S状結腸15例)に対する留置方法を検討した.24例全例に合併症なくイレウス管を留置できたが,15例は標準の方法以外でイレウス管を留置し,うち12例はS状結腸病変であった.標準法での困難例では細径内視鏡や胆道用ガイドワイヤーを組み合わせて用いることで安全に挿入できた.
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© 2014 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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