抄録
症例は37歳,男性.検診の上部消化管X線検査にて異常を指摘されたため,当科を受診.上部消化管内視鏡検査にて長径約100mm大の巨大胃石が認められた.内視鏡的破砕術やコーラ内服による溶解療法を試みるも無効であったため,胃石摘出目的にて腹腔鏡・内視鏡合同手術(laparoscopy and endoscopy cooperative surgery;LECS)による胃切開および胃石摘出術を施行した.胃石は,切開範囲の最小化が可能となり,腹腔鏡と内視鏡の協調操作にて安全かつ確実な回収が期待できるLECSの適応病変となると考えられた.