日本消化器内視鏡学会雑誌
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症例
拡大内視鏡観察を行った胃アミロイドーシスの1例
吉田 健太三上 達也澤谷 学飯野 勢相原 智之山形 亮坂本 十一東野 博田中 正則福田 眞作
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2015 年 57 巻 3 号 p. 223-228

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抄録
症例は85歳,男性.動悸と黒色便の訴えで近医を受診し,貧血を指摘された.当院で上部消化管内視鏡検査を施行したところ,胃全体に隆起性病変を認め,粘膜は粗造で易出血性であった.拡大観察では,表面微細構造の消失が目立ち,褪色調領域では血管の拡張や蛇行,腺管構造の乱れも目立っていた.生検を施行し,病理組織検査でアミロイドーシスの診断となった.当初はAL型アミロイドーシスが疑われたが,後の免疫染色でトランスサイレチン陽性であり,老人性全身性アミロイドーシスに伴う胃病変の可能性が高いと考えられた.
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© 2015 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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