日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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症例
迷入した片側pigtail型膵管ステントを大腸ポリペクトミー用スネアを用いて回収し得た1例
安部 快紀奥村 文浩水島 隆史福定 繁紀井上 匡央加地 謙太尾関 貴紀岩崎 弘靖西江 裕忠佐野 仁
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2015 年 57 巻 3 号 p. 254-258

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抄録
症例は80歳,男性.胆石性膵炎に対し,内視鏡的乳頭括約筋切開術,膵炎増悪予防目的で片側pigtail型膵管ステント(5Fr)挿入した際,ステントが膵管内へ迷入した.ステント下端が分枝膵管にはまりこんだ状態となり,様々なデバイスで回収を試みたが不成功に終わった.後日,胆管結石除去用バスケットカテーテルのシースをガイドワイヤー越しに迷入したステントの尾側膵管まで挿入し,その中にポリペクトミー用スネアのワイヤーのみを通し,主膵管内でスネアを開き,膵管ステントを把持し,回収に成功した.今回,われわれは迷入した片側pigtail型膵管ステントを大腸ポリペクトミー用スネアを用いて回収し得た1例を経験したので報告する.
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© 2015 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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