日本消化器内視鏡学会雑誌
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内視鏡室の紹介
順天堂東京江東高齢者医療センター
責任者:浅岡大介  〒136-0075 東京都江東区新砂3丁目3番20号
浅岡 大介
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2018 年 60 巻 10 号 p. 2339-2341

詳細

概要

沿革・特徴など

平成14年6月 東京都江東高齢者医療センター 開院(一般病床 102床,認知症病床 86床,計 188床).

平成15年4月 東京都江東高齢者医療センター 全面開設(一般病床 219床,認知症病床 129床,計 348床).

平成16年4月 順天堂大学医学部附属 順天堂東京江東高齢者医療センター へ病院名称変更.

平成24年4月 東京都認知症疾患医療センターを設置.

平成28年12月 順天堂東京江東高齢者医療センター 増床・運営開始 404床(一般病床275床,精神(認知症)病床129床).

組織

診療部門の一部門として独立しており,消化器内科,外科,呼吸器内科の医師が内視鏡検査と治療を行っている.

検査室レイアウト

 

 

 

当内視鏡室の特徴

・内視鏡室は病院2階で,受付,ロビー,トイレ,前処置室兼リカバリー,内視鏡室,機器洗浄スペース,記録室から構成されている.

・消化器内科,外科,呼吸器内科の約10名の医師が内視鏡検査と治療を行っている.

・平成29年5月より,上部消化管内視鏡検査は富士フイルムメディカル社製機器を使用している.

・下部消化管内視鏡検査は,オリンパス社製機器を使用している.

・画像ファイリングシステムは,日本光電社製のPrimeVita「プライムヴィータ」を導入している.

・消化器内科については,別途内視鏡検査結果について,独自のデータベースを構築している.

スタッフ

(2018年4月現在)

医   師:指導医4名,専門医6名

内視鏡技師:Ⅰ種5名

看 護 師:常勤5名,非常勤2名

設備・備品

(2018年4月現在)

 

 

実績

(2017年1月~2017年12月まで)

 

 

指導体制,指導方針

・消化器内科は,常勤4名で内視鏡を施行し,研修医は基本的に短期(約1-2カ月)のローテーションで研修している.

・消化器内科医は,内視鏡室での検査以外に,腹部超音波検査,外来/病棟業務,救急当番の各業務を行っている.

・研修医は,レベルにより臨機応変に対応し,指導医とのマンツーマン体制で各内視鏡の手技を習得してもらう.

・学会発表も積極的に行っており,日本消化器内視鏡学会総会,JDDW,DDWを含む,国内外の発表参加を行っている.

・特に,当院は高齢者医療センターであるため,当院の特性を生かした発表・論文化を念頭に内視鏡検査を施行している.

現状の問題点と今後

・現在,当内視鏡室は,上部,下部各々の専用の内視鏡室が設定できていない.

・今後,上部・下部消化管内視鏡室のレイアウト変更・洗浄室や機器洗浄スペースとの動線管理を再構築する必要性がある.

・また,機器のメンテナンス保証有効期限が迫っている機器から順次機器更新の必要性があり,現在検討中である.

・今後は内視鏡室の拡充のため,内視鏡スタッフ(看護師,技師,洗浄員)増員ならびに,内視鏡室専任化を目指し検討中である.

 
© 2018 一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
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