2022 年 64 巻 3 号 p. 285-295
大腸におけるESDでは,大腸は腸管壁が薄いという解剖学的特徴があるため,他部位のESDに比べ安全性,特に穿孔に十分注意する必要がある.バイポーラナイフデバイスであるJet B-knifeⓇはジェット局注機能をもち,ナイフ根部で切開し,ナイフ先端部には電流を生じないように設計されている先端系ナイフである.このため穿孔のリスクが低く安全に切開剝離を施行可能としているが,その特性上,他の先端系ナイフとは多少異なる技術的側面および設定の特徴がある.本稿ではバイポーラデバイス止血鉗子であるTighturnⓇも含め,バイポーラデバイスの使用方法を,ジェネレーターの設定も含め概説する.