日本消化器内視鏡学会雑誌
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細径ファイバースコープGIF-P2によるポリペクトミー
軒原 正仁浦上 慶仁岸 清一郎
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1979 年 21 巻 2 号 p. 193-197

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抄録
1977年6月より1978年7月までの1年2ヵ月間に40例,61個の上部消化管ポリープを,高周波電流を使用してポリペクトミーを行った.使用したファイバースコープは,上部消化管スクリーニング用ファイバースコープGIF-P2である.GIF-P,によるポリペクトミーは,食道2例,胃37例,十二指腸1例であった.年齢は29歳から84歳までで男10例女30例であった.GIF-Pによるポリペクトミーの回収率は100%で,問題となるような偶発症は全例に認めなかった.最近では,処置用2チャンネルファイバースコープによるポリペクトミーが広く行われているが,GIF-P,が2チャンネルファイバースコープより優れている点は(1)径が細いため患者の苦痛が少ない.(2)挿入が容易で小児および高齢者にも施行しやすい.(3)操作性に優れており,噴門部,穹窿部,十二指腸球部のポリペクトミーにきわめて有効である.(4)切除ポリープの回収が容易である.(5)特別な処置用ファイバースコープを必要としない.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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