日本消化器内視鏡学会雑誌
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尾状葉胆管枝内結石を超音波および超音波内視鏡で観察した肝内結石症の1例
遠藤 正章高橋 賢一仲地 広美智井上 茂章羽田 隆吉鈴木 英登士佐々木 睦男小野 慶一棟方 昭博白戸 千之
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1990 年 32 巻 2 号 p. 442-449_1

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抄録
 USならびにEUSによって尾状葉胆管枝(B1)およびB1内結石を診断できた右後区域肝内結石症の1例を経験したので報告し. 症例は上腹部痛を主訴とする44歳,男性である.電気水圧砕石装置を用いたPTCS下切石術により右後区域胆管枝内およびB1と思われる胆管枝内結石を除去後USおよびEUSを実施したところ,尾状葉内に同胆管枝が描出され,さらにほかにも結石が充満したB1が存在することが明らかとなった.この後のPTCSにより先のB1は左尾状葉胆管枝(B1l),結石充満B1は右尾状葉胆管枝(Blr)と判明した. 最近,B1内結石の診断・治療が注目されつつあるが,B1は結石充満例では十分造影されないことも多く,また造影所見のみではB1の同定は容易ではない.これに対してUS,EUSは本例の如く結石充満の影響を受けず,肝区域との関連からB1ならびにB1内結石をより直接的に診断可能であり,B1内結石の有無の新たな診断法として極めて有用と思われた.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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