A CASE OF ISCHEMIC COLITIS WITH SKIP LESIONS WHICH WAS DIFFICULT TO DIFFERENTIATE FROM CANCER ENDOSCOPICALLY

Kiyotaka OKAWA; Atsuo KITANO; Shiro NAKAMURA; Akishige OBATA; Nobuhide OSHITANI; Takayuki MATSUMOTO; Yoshihito SASAKI; Kunio OHMORI; Yasuo SUGA; Kunihide MIYAGI; Kiyohide KIOKA; Yoshikazu SHINDO; Kenji SO; Hideaki YAMADA; Shigeyoshi HARIHARA; Kenzo KOBAYASHI

doi:10.11280/gee1973b.33.1737

Skip lesionを呈し内視鏡的に癌との鑑別が困難であった虚血性大腸炎の1例

大川清孝, 北野厚生, 中村志郎, 小畠昭重, 押谷伸英, 松本誉之, 佐々木義仁, 大森国雄, 菅保夫, 宮城邦栄, 木岡清英, 進藤嘉一, 宋健二, 山田英明, 針原重義, 小林絢三

著者情報

大川清孝
大阪市立城北市民病院内科
北野厚生
大阪市立大学第3内科
中村志郎
東住吉森本病院外科
小畠昭重
東住吉森本病院外科
押谷伸英
東住吉森本病院外科
松本誉之
東住吉森本病院外科
佐々木義仁
東住吉森本病院内科
大森国雄
東住吉森本病院内科
菅保夫
東住吉森本病院内科
宮城邦栄
大阪市立城北市民病院内科
木岡清英
大阪市立城北市民病院内科
進藤嘉一
大阪市立大学第3内科
宋健二
大阪市立大学第3内科
山田英明
大阪市立大学第3内科
針原重義
大阪市立大学第3内科
小林絢三
大阪市立大学第3内科

ジャーナルフリー

1991 年 33 巻 8 号 p. 1737-1743

DOI https://doi.org/10.11280/gee1973b.33.1737

詳細

抄録

　症例は73歳,女性で,血性下痢と腹痛にて入院した.第3病日の内視鏡検査では横行結腸と上行結腸に限局したskip病変がみられた.横行結腸には潰瘍を伴う半周性の隆起性病変,上行結腸には発赤の強い全周性隆起性病変が存在し,いずれも大腸癌と診断した.第10病日に手術を施行したが,いずれも浅い潰瘍性病変のみであり組織学的に虚血性大腸炎と診断した.存在部位が稀であり,内視鏡像は癌と鑑別困難な像を呈したため報告した.

責任著者(Corresponding author)

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