日本消化器内視鏡学会雑誌
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内視鏡的Polypectomyで診断したStomal Polypoid Hypertrophic Gastritisの一症例
藤村 二郎松原 秀樹大畠 俊之吉川 浩英三浦 敏夫川口 稔日野 文明大林 諒人小武家 俊博島本 丈裕豊島 仁春間 賢梶山 梧朗
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1992 年 34 巻 4 号 p. 855-865

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抄録
内視鏡的Polypectomyで診断したStomal Polypoid Hypertrophic Gastritis(Gastritis Cystica Polyposa)(以下SPHG,GCP)の一例を報告した.症例は72歳の女性で,9年前に胃潰瘍で胃切除術およびBillroth I法による再建を受けた.平成1年10月,検診の胃X線で残胃十二指腸吻合部に隆起性病変を認め,当科入院となった.胃内視鏡検査で,吻合部小彎側に表面発赤した粗大結節状の広基性の隆起を認めた.生検ではfoveolar hyperplasiaであったが,悪性を完全に否定できず,内視鏡的Polypectomyを施行しSPHG(GCP)と診断した.SPHG(GCP)は自験例を含め本邦報告31例であるが,内視鏡的Polypectomyにて切除されたものは,その内3例であった.またflowcytometryによる核DNA量の解析ではdiploid patternを示した.31例を集計し,文献的考察を加えた.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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