日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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十二指腸下行部の多発性異所性胃粘膜にカルチノイドが共存した1例
久米 邦広岡田 武志山本 昌也小川 信山本 泰三岡 良成川崎 俊夫大朏 祐治真鍋 由以子園部 宏
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1993 年 35 巻 2 号 p. 314-321

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抄録
症例は75歳,男性.健診の消化管造影で,十二指腸下行部に隆起性病変を指摘された.内視鏡検査で,中心陥凹をもつ3個の隆起性病変を認め,山田II型病変からの生検にて,異所性胃粘膜(HGM)にカルチノイドが共存したものと診断.外科的に腫瘤切除術を施行し3病変はすべてHGMによる隆起で,うち山田II型病変にのみカルチノイドが認められた.HGMは十二指腸下行部においては稀であり,またHGMにカルチノイドを伴った報告は,本例が本邦第一例目と考えられる.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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