北海道勤医協中央病院肝臓内科
1994 年 36 巻 1 号 p. 73-78_1
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症例は55歳女性.吐下血を主訴に受診.上部消化管内視鏡検査で十二指腸第二部にF3Cb静脈瘤の集簇を認め,1カ所にフィブリン栓と同部位からの出血を確認し,肝硬変に伴う十二指腸静脈瘤破裂と診断した.肝性昏睡IV度でショック状態のためHISTOACRYLによる緊急内視鏡的硬化療法を施行し止血に成功し,その後再出血もなく静脈瘤の著明な縮小を確認した.十二指腸静脈瘤破裂出血時の治療において示唆に富む症例と考え報告した.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
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