高浜市立病院内科
名古屋市立大学第1内科
1994 年 36 巻 1 号 p. 87-93_1
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患者は45歳,男性.間欠的な腹痛を主訴に来院し,各種検査にて回腸腫瘤を先進部とする腸重積症と診断した.大腸内視鏡検査では結腸内に粘膜下腫瘍の特徴を有する腫瘤を認め,腫瘍露出部より慎重に生検を施行し悪性リンパ腫の組織診断を得た.腸重積の原因疾患としての回腸原発悪性リンパ腫を術前に確定診断し得た例は少ないため,過去に報告された類似症例の検討を加え,質的診断における大腸内視鏡検査の重要性について述べた.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
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