抄録
症例は17歳性・平成5年6月上旬上気道炎に続く腹痛と嘔吐にて来院.上部消化管内視鏡検査にて,急性胃十二指腸粘膜病変を認めた.Schönlein-Henoch Purpuraを強く疑い,安静とプロトンポンプ・インヒビターを中心とする抗潰瘍療法にて轍し,退院.しかし,7月2日再び腹痛と嘔吐の出現に加え,下腿に紫斑を認めSchönlein-Henoch Purpuraの再燃と診断し再入院.上部靴管検査にて前回同様の所見を認め,副腎皮質ステロイド薬パルス療法にて軽快した.しかし,経過中に症状の再燃を認め,プレドニゾロンや第13因子製剤を併用し,以後,プレドニゾロン漸減後は特に再燃なく良好に経過した.