板橋中央総合病院外科
板橋中央総合病院消化器科
1996 年 38 巻 4 号 p. 1075-1081_1
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43歳女性.悪心,嘔吐,心窩部痛,体重減少にて入院.潰瘍歴や手術歴はない.胃内視鏡検査で胃角部小弯後壁のUL-IVの潰瘍底に結腸粘膜の突出が見られ,そこから液状糞便の流入を認めた.消化管造影検査で横行結腸から胃内へ造影剤の流入を認め,消化性潰瘍による胃結腸瘻と診断し広範囲胃切除術,結腸部分切除術を施行した.悪性腫瘍や胃切除後に続発する胃結腸瘻は散見されるが,消化性潰瘍による胃結腸瘻はまれである.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
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