日本消化器内視鏡学会雑誌
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大腸内視鏡検査で診断した吻合部潰瘍による胃結腸瘻の1例
田代 充生村田 育夫芳川 一郎大神 吉光伊藤 英明大槻 眞
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1997 年 39 巻 12 号 p. 2415-2420

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抄録

 消化性潰瘍手術後の吻合部潰瘍による胃結腸瘻はまれであり,しかもBillroth I法再建術後の発症は極めて少ない.症例は68歳男性.10年前より慢性関節リウマチで他院通院中であったが,十二指腸潰瘍穿孔にて広範囲胃切除術とBiIlroth I法再建術を受けた.術後3カ月より持続する水様性下痢と著しい体重減少があり当科を受診した.大腸内視鏡検査で横行結腸に瘻孔を認め,胃結腸瘻と診断した.

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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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