日本消化器内視鏡学会雑誌
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内視鏡的粘膜切除術(EMR)により治療し得た大腸海綿状血管腫の1例
刈屋 憲次古川 善也松本 能里山本 昌弘山岡 義文藤原 恵斉藤 元吉佐々木 幸治田利 晶
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1998 年 40 巻 7 号 p. 1048-1053

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抄録
 症例は61歳,女性.主訴は血便.大腸内視鏡検査にて,S状結腸に約15mm大の粘膜;下腫瘍様病変を認めた.超音波内視鏡検査(EUS)で病変が粘膜下層までにとどまっていることを確認後,内視鏡的粘膜切除術(EMR)にて切除した.術中術後を通して出血などの合併症は認めなかった.組織学的には海綿状血管腫であった.基部断端はわずかに陽性であったが,4カ月後も再発は認めていない.EUSを含む十分な準備下では,大腸血管腫に対しても内視鏡的切除術は有意義な治療法であると考えられた.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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