日本消化器内視鏡学会雑誌
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腔内超音波検査法(IDUS)による胆管内隆起性小病変の描出能の検討
糸井 隆夫篠原 靖武田 一弥武井 和夫中村 和人真田 淳堀部 俊哉斎藤 利彦
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1999 年 41 巻 3 号 p. 310-319

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抄録
 経皮経肝胆道鏡(PTCS)直視下に細径超音波プローブを用いて,胆管内隆起性小病変(小病変)の腔内超音波検査法(IDUS)による描出能の検討を行った.検討項目は病変の高さ,内部エコーおよび表面性状で,直接胆道造影による描出率についても検討した.また基礎的検討として,絹糸を用いた小病変描出能の検討も行った.IDUSで描出可能であったのは28病変中25病変で,最小の高さは0.5mmであったが,同じ丈の病変が密集する場合は壁の厚みとしてしか描出できなかった.一方,直接胆道造影により描出可能であったのは1病変のみであった.また小病変の内部エコーおよび表面性状と組織像との間には明らかな傾向は認めなかった.更に基礎的検討では,高さが0.5mm以上であれば描出可能で,2病変問の距離が0.5mm以上であれば分離して描出可能であった.以上よりIDUSは胆管内隆起性小病変の存在診断にも有用であると考えられた.
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