日本消化器内視鏡学会雑誌
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経乳頭的管腔内超音波検査法(IDUS)による胆管内隆起性病変とpapillary foldsとの鑑別における有用性
鈴木 雅貴小野寺 博義高橋 功佐々木 明徳萱場 佳郎鵜飼 克明桑島 一郎本島 正大方 俊樹鈴木 裕中野 昇
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1999 年 41 巻 3 号 p. 303-309

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抄録
 乳頭機能不全症の一型として胆道造影検査で胆管末端に凸状の陰影欠損を認める場合があり,Oddi括約筋の収縮にともなって胆管内腔に突出した正常あるいは増生したpapillary foldsと考えられている.特に恒常性がある場合は,胆管内の腫瘍性病変との鑑別が困難な場合が少なくなく,鑑別には経皮経肝胆道鏡(PTCS)による生検が有用とされてきた. 今回われわれは鎮痙剤を使用せずに経乳頭的管腔内超音波検査(IDUS)を施行することにより,胆管末端の隆起様形態そのものの変化を動的に捉えることでpapillary foldsと診断し,器質的な胆管内隆起性病変との鑑別に有用であったので報告する.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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