日本消化器内視鏡学会雑誌
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総胆管結石症に合併し2個の瘻孔を形成した総胆管十二指腸瘻の1例
板野 聡寺田 紀彦堀木 貞幸児玉 雅治後藤田 直人浦上 正弘
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1999 年 41 巻 3 号 p. 351-357

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抄録
 総胆管結石症に合併し2個の瘻孔を形成した総胆管十二指腸瘻の1例を経験した.症例は,55歳の男性.主訴は心窩部痛と発熱.近医で肝機能障害を指摘され,精査目的で来院した.胃内視鏡検査とCT検査から本症を疑い,ERCPで球部と総胆管の瘻孔自体が証明され,本症と確診された.以上より1997年8月5日,手術を行った.手術は,2個の瘻孔のうち口側の瘻孔を切離し,同部から総胆管内の結石(40×23×21mm)を摘出,切開部を利用してT-tubeを挿入留置し終了した.術後経過は良好であった.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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