A CASE OF SPONTANEOUS BILOMA SUCCESSFULLY TREATED BY ENDOSCOPIC SPHINCTEROTOMY

Rikio MATSUMOTO

doi:10.11280/gee1973b.42.185

抄録

　症例は76歳,男性.右季肋部痛,腹部膨満感を主訴に来院し,発熱,黄疸を認めた.腹部US,CTにて肝内胆管の拡張,総胆管結石,肝外側区域左側の嚢胞性病変を認めた.ERCにて嚢胞性病変は肝内胆管と交通があり, spontaneous bilomaと診断した.ESTにて結石除去後,黄疸の軽快と共にbilomaも消失した.内視鏡的な胆道ドレナージ術により治癒したbilomaは極めて稀であり報告した.

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