日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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誤飲された歯科器具(リーマ)を大腸内視鏡にて摘出し得た1例
青木 哲哉大川 清孝大磯 龍太須藤 玲子中井 隆志追矢 秀人根引 浩子針原 重義
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2001 年 43 巻 4 号 p. 859-862

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抄録
 症例は48歳,男性.歯科医院にて治療中,歯科器具(リーマ)を誤飲した.その後特に腹部症状は認めなかったが,腹部単純X線上器具は右下腹部より移動しないため,誤飲より18日後当科にて大腸内視鏡検査が施行された.器具は盲腸に刺人しており,刺入部は肉芽様に隆起していた.生.検鉗子を用いて針先を把持し,抜去した.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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