荻窪病院外科
荻窪病院内科
2002 年 44 巻 10 号 p. 1862-1865
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症例は29歳の男性.主訴は便秘と腹部膨満感.同性愛者であり,感染症検査にて梅毒定性反応とHIV抗体の陽性が確認された.注腸検査で直腸に壁不整と狭小化を認めた.大腸内視鏡検査では約10cmにわたり直腸に全周性の炎症を認め,内腔は狭小化していた.酵素抗体法にて直腸生検組織にTreponema pallidumを証明した.駆梅療法にて症状が軽快し,本症例はHIV感染症患者に発症した梅毒性直腸炎と考えられた.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
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