千葉大学大学院臓器制御外科学
2004 年 46 巻 2 号 p. 145-150
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症例は65歳男性.全身の黒褐色皮疹と疣贅を主訴として来院,黒色表皮腫と診断された.内視鏡で胃体中部の3型進行胃癌と食道粘膜のび漫性乳頭状増殖を認めた.食道生検所見では扁平上皮の乳頭状増生を認めた.頸部リンパ節転移を認めたため外科的切除は行わず,外来にて化学療法を施行したところ胃病変と食道,皮膚病変の改善傾向を認めた.悪性黒色表皮腫に食道粘膜病変を併発することは比較的稀で,本邦報告11例と合わせて考察した.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
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