日本消化器内視鏡学会雑誌
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魚骨と考えられた胆管内異物の1例
吉田 暁正藤井 常志柴田 直美折居 史佳松本 昭範垂石 正樹
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キーワード: 胆管内異物, 魚骨
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2005 年 47 巻 9 号 p. 2191-2196

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抄録

 症例は77歳男性.右季肋部痛にて当科を受診血液検査にて総ビリルビンと肝胆道系酵素の上昇を認め入院内視鏡的逆行性膵胆管造影では総胆管結石の他に針状の胆管内異物を認め,内視鏡的切石術および異物摘出術を行った.異物は弾性硬であり,成分分析にてリン酸カルシウムが検出され,魚骨であると推測された.医原性ではない胆管内異物の報告はまれであり,貴重な症例と考え報告した.

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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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