A CASE OF CHOLECYSTOCOLIC FISTULA ENCLOSED BY COLONOSCOPIC CLIPPING

Kazuki HAYASHI; Hirotaka OHARA; Yasuhiro KITAJIMA; Hajime TANAKA; Hiroki TAKADA; Hideto IMAI; Tomoaki ANDOH; Takahiro NAKAZAWA; Takashi JOH

doi:10.11280/gee1973b.48.2656

大腸内視鏡下の瘻孔縫縮術により閉鎖した胆嚢結腸瘻の1例

林香月, 大原弘隆, 喜多島康弘, 田中創始, 高田博樹, 今井英人, 安藤朝章, 中沢貴宏, 城卓志

著者情報

林香月
名古屋市立大学大学院臨床機能内科学
大原弘隆
名古屋市立大学大学院臨床機能内科学
喜多島康弘
名古屋市立大学大学院臨床機能内科学
田中創始
名古屋市立大学大学院臨床機能内科学
高田博樹
名古屋市立大学大学院臨床機能内科学
今井英人
名古屋市立大学大学院臨床機能内科学
安藤朝章
名古屋市立大学大学院臨床機能内科学
中沢貴宏
名古屋市立大学大学院臨床機能内科学
城卓志
名古屋市立大学大学院臨床機能内科学

キーワード: 胆嚢結腸瘻, 大腸内視鏡, 瘻孔縫縮術

ジャーナルフリー

2006 年 48 巻 11 号 p. 2656-2661

DOI https://doi.org/10.11280/gee1973b.48.2656

詳細

抄録

　内胆汁瘻は比較的稀な病態で,その中でも胆嚢結腸瘻は頻度が少ない.症例は82歳の男性で胆石胆嚢炎による胆嚢結腸瘻を認めたが,心肺機能不.良ため外科的治療が困難であった.そのため,大腸内視鏡下に瘻孔を確認し,クリップによる縫縮術を施行し閉鎖可能であった.一般に胆嚢結腸瘻は外科的治療が必要であるが,手術困難な場合は大腸内視鏡下の瘻孔縫縮術も考慮すべき治療と思われた.

責任著者(Corresponding author)

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