AN EXPERIENCE OF DRAINAGE VIA ESOPHAGEAL FISTULA USING AN NASO-BILIARY DRAINAGE TUBE FOR ESOPHAGOPLEURAL FISTULA AND PULMONARY SUPPURATION FOLLOWING A CHEMORADIATION THERAPY TOADVANCED ESOPHAGEAL CANCER

Hisashi HOSAKA; Keisho CHIN; Yasuyuki SETO; Akiyoshi ISHIYAMA; Tomohiro TSUCHIDA; Naoyuki URAGAMI; Junko FUJISAKI; Etsuo HOSHINO; Hiroshi TAKAHASHI; Masahiro IGARASHI; Rikiya FUJITA

doi:10.11280/gee1973b.49.335

放射線化学療法後に生じた食道肺瘻・肺化膿症に対して経鼻・経食道的ドレナージが奏効した進行食道癌の1例

保坂尚志, 陳勤松, 瀬戸泰之, 石山晃世志, 土田知宏, 浦上尚之, 藤崎順子, 星野恵津夫, 高橋寛, 五十嵐正広, 藤田力也

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キーワード: 食道癌, 放射線化学療法, 食道肺瘻, 肺化膿症, 排膿ドレナージ

ジャーナルフリー

2007 年 49 巻 3 号 p. 335-341

DOI https://doi.org/10.11280/gee1973b.49.335

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抄録

　54歳男性.右胸膜浸潤を伴う進行食道癌と診断され放射線化学療法を行い難治性の食道肺瘻・肺化膿症を併発した.抗生物質の金身投与で改善が見られないため,内視鏡的にNaso-Biliary drainage tubeを用いた経食道瘻的排膿ドレナージを施行した.その結果肺化膿症の軽快を認め食道バイパス術を施行した.以後21カ月にわたり在宅経口摂食可能であった.肺化膿症に対し内視鏡的に経食道瘻ドレナージを施行し有効であった症例を経験したので報告する.

責任著者(Corresponding author)

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