日本消化器内視鏡学会雑誌
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経皮内視鏡的胃瘻造設術後に結腸皮膚瘻を来し保存的治療で改善した3例
日下部 俊朗久居 弘幸田中 育太吉田 真誠茎津 武大
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2008 年 50 巻 6 号 p. 1466-1471

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抄録

横行結腸誤穿刺による結腸皮膚瘻は経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)の稀な合併症であるが,保存的治療で改善した結腸皮膚瘻の3例を経験したので報告する.結腸皮膚瘻は造設後期間が経過してから発見されることが多く,特に初回のPEGチューブ交換時には注意を要する.瘻孔完成後のみならず瘻孔完成前でも腹膜炎の兆候がなければ,保存的治療も可能である.

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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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