日本プライマリ・ケア連合学会誌
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原著(研究)
わが国のプライマリ・ケア医の定期接種および任意接種ワクチンの接種状況, 接種推奨割合および接種推奨の障壁
坂西 雄太原 めぐみ福森 則男草場 鉄周田中 恵太郎杉岡 隆日本プライマリ・ケア連合学会ワクチン・プロジェクトチーム
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2014 年 37 巻 3 号 p. 254-259

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抄録

目的 : わが国のプライマリ・ケア医のワクチンの接種状況, 接種推奨の割合および障壁を明らかにする.
方法 : 2012年に日本プライマリ・ケア連合学会に属する医師から3000名を無作為抽出し質問紙調査を行った.
結果 : 卒後2年以内など119名を除外した2881名のうち, 744名より回答を得た (有効回答率25.8%). 接種状況および接種推奨の割合は, 定期接種が29.0~91.4%および58.2~70.2%, 任意接種が15.2~89.5%および14.1~50.9%であった. 定期接種推奨の際の医師側の障壁は, 接種スケジュールの複雑さ, 被接種者・保護者の考えが多く, 被接種者側の障壁は, ワクチンの安全性, 対象疾患の理解不足が多かった. 任意接種推奨の障壁は医師, 被接種者側ともに, 接種費用負担, 安全性が多かった.
結論 : わが国のプライマリ・ケア医のワクチンの接種状況, 接種推奨の割合および障壁の現状が明らかとなった.

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© 2014 一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
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