日本プライマリ・ケア連合学会誌
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活動報告
医学生が一般職員として勤務することの意義と転用可能性に関する考察~正統的周辺参加理論に基づく,医学生と医療機関の互恵的関係性の構築~
金子 雄司草島 邦夫宮岡 慎一中川 貴史
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2023 年 46 巻 2 号 p. 75-77

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抄録

医学部低学年に在籍する筆頭著者が,医療機関で多職種業務を実践し,成員となっていく過程を「正統的周辺参加理論」に基づき考察した.学習者と実践共同体の間に互恵的関係が構築される過程で,学習者の学びが促進され,実践共同体の成員として認められた.さらに,実践共同体にも建設的な変化が観察された.本活動は医学生にとって有意義な学習機会であり,転用性の高い活動となりうる.

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© 2023 一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
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