日本プライマリ・ケア連合学会誌
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活動報告
Long COVIDのbrain fog診療~質問票作成とスコアリングによる実態把握と他科との連携~
小野 理恵高山 真中瀬 泰然菊地 章子有田 龍太郎阿部 倫明菅野 武小野寺 浩大澤 稔石沢 興太齊藤 奈津美石井 正
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2024 年 47 巻 3 号 p. 120-123

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抄録

Long COVIDの症状の一つにブレインフォグと呼ばれる高次脳機能障害を示唆する愁訴があるが,未だ病態は不明である.実態把握のため,脳機能の診断・治療を行う専門診療科と連携した.円滑な診療体制構築のため,質問票とそれに基づくブレインフォグスコア(BFS)を作成し,スクリーニングツールとして活用した.後方視的検討でBFSが,限られた外来枠へのトリアージと予後予測に有用な可能性が示唆された.

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© 2024 一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
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