日本プライマリ・ケア連合学会誌
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原著(研究)
家庭医療診療所に対する認識とその変化に関する質的研究―長期間通院する高齢患者の視点から
佐藤 弘太郎道信 良子
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2026 年 49 巻 1 号 p. 22-28

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抄録

目的:家庭医療診療所(以下,Family Medicine Clinic,FMC)に長期間通院している患者の視点から,FMCに対する認識とその変化について明らかにし,地域に根ざして発展してきた日本のFMCの特徴について考察する.

方法:日本の最古のFMCの1つである本輪西ファミリークリニックに,2009年4月から10年以上定期通院している方を対象としてmaximum variation samplingにて患者8名を選別し,半構造化面接を行い,FMCに対する認識についてテーマ分析を行った.

結果:通院し始めは【かかりやすさ】を認識し,慣れてきた頃には【安心感】を感じていた.受療経験を積み重ねる中,徐々に医師やクリニックとの【一体感】をFMCの特徴として認識していた.

結論:長期間通院する患者はFMCに安心を感じながら,現在とこれからも関係が続くことが期待される【一体感】をFMCの特徴として認識していた.

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