日本地球化学会年会要旨集
2002年度日本地球化学会第49回年会講演要旨集
セッションID: 1D16
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岩石/地殻
新生代後期のSr同位体比変動: その原因とヒマラヤ隆起の影響
*柏木 洋彦鹿園 直建
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抄録
Sr同位体のマスバランスモデルを構築し, 新生代後期の海洋Sr同位体比の増加について議論した。その結果, たとえば(1)海底熱水フラックスは海嶺山腹部の影響が大きく, (2)ヒマラヤチベット地域の風化量の増大だけでは新生代後期のSr同位体比増加を説明できず, (4)その他の世界規模での氷床の形成および火成変成作用に伴う同位体比そのものの上昇であるということが示唆された。
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© 2002 日本地球化学会
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