日本地球化学会年会要旨集
2005年度日本地球化学会第52回年会講演要旨集
セッションID: 3A15
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課題講演3 炭酸塩の地球化学---炭酸塩を用いて過去から未来への地球環境変動を解読する---
大気二酸化炭素濃度増大に伴う海水のアラゴナイトに対する飽和度の減少とサンゴ石灰化の応答
*大出 茂ホセイン エムエムエム
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抄録
将来、大気二酸化炭素濃度の増大が予想されている。それに伴い海水のアラゴナイトに対する飽和度は減少する。そこで、飽和度をさなざなに変えた海水中でサンゴを飼育し、サンゴ石灰化速度を測定した。サンゴ石灰化速度と飽和度の関係を明らかにした。その結果、大気二酸化炭素濃度の増大に伴う海水のアラゴナイトに対する飽和度は減少は、サンゴ石灰化速度を減速させる効果があることが明らかになった。
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© 2005 日本地球化学会
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