日本地球化学会年会要旨集
2005年度日本地球化学会第52回年会講演要旨集
セッションID: 3C06
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温泉・熱水
日本各地の温泉の塩素同位体比について
*佐竹 洋新井 和仁呉 佳紅
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抄録
日本各地から成因の異なる45の温泉試料を採集してδ37Cl値を調べ、温泉水の起源との関連や、そこから得られる地下深部情報について検討した。全45試料のδ37Cl値は、-1.62から0.97‰の範囲に分布した。温泉は、グリーンタフ型・マグマ水型及び化石海水型であったので、温泉のタイプ別に塩素同位体比を見た。マグマ水型温泉水のδ37Cl値は0.51_-_0.90‰の範囲にあった。一方化石海水型ではδ37Cl値は負の値が多い。松代温泉では水のδDδ18O値は、図上で天水線の右側にシフトしており、それを外挿すると安山岩マグマ水のゾーンに達していた。一方、水のδ18O値とδ37Clの間にも正の相関があり、この関係を安山岩マグマ水のδ18Oまで外挿した所、安山岩マグマ水のδ37Cl値は1.5_-_1.9‰となった。この値はマントル中のδ37Cl値(4.2_-_7.0‰)よりも低い。これは、安山岩マグマ水中のClは、マントルClと海水が混合したものであることを示している。
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© 2005 日本地球化学会
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